「答えを見てはいけない」という
謎の呪文を時々聞きますが、
そりゃあ、答えを写して終わるなら
意味はないのですけど、
正直、無知、初見で
何かを習得しようとする際、
知らないことが多すぎる場合、
答えの使い方自体こそが
重要になります。
私は、初年度に小学生に教える際、
特に社会科は絶望的に苦手だったので
日に3時間は勉強しないと
40分の授業も構成できませんでした。
わたしは、問題を見て、答えを覚え、
先に何が重要っぽいかを考えて、
その上で、テキスト、本、
ネット、論文、など、
ありとあらゆる文を
読みまくって理解をし、
因果関係、具体例、
サブ的な雑学も含めて、
徹底的に調べ尽くしました。
ここで、まず、答えを見る、
というプロセスがあったということは
保護者の方にもご理解頂きたい
ところなのです。
本気の習得を目指す場合、
かつ、理解が不足する内容を
やれるようにしようとする場合、
答えなしには効率が下がります。
答えの使い方を教えることは、
独学の効率を上げることに
繋がってゆきますが、
そのためには、向上したい、
理解し尽くしたいという
徹底的なモチベーションも必要ですし、
反復することも必要条件となります。
答えをみて、ただ写して終わる、とか、
答えを機械的に覚えるだけ、とか
みたいなやり方は逆に
勉強が下手になるので、
注意が必要ですが、
しかしながら、答えを
使う、その方法は必ず
どこかで身につけなければ
ずっと勉強は上手くなりません。
逆説的ではありますが、
答えの見方、使い方、こそを
上手くなるべきであり、
初学者のはじめの関門なのかも
しれません。
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