賢さの次元。

真面目に勉強をしていれば、
それなりには成績が上がりますが、
物事を考える視点が変わるほどに
なることは稀です。

力技で暗記しているに過ぎず、
思考が浅いな、と感じる子は、
どこかで頭打ちになります。

「ねえ、それ説明してみて。」
「ねえ、それきちんと読んで
研究したの?」

ある程度成績が上がると、
量を増やせば良いとだけ
思ってしまうこともしばしばで、
一歩引いて、内容を細かく見る、
あるいは全体を見る、ということに
目が向きません。

今日も指導時に話しました。

「東郷平八郎について
ちょっと語ってみて。
できないなら、その名前
覚えてなんか意味あんの?」

「たけくらべってどんな話なの?
スマホ持ってるよね?
あらすじくらい調べたら
いいんじゃないの?
内容も分からずタイトルと作者だけ
覚えて、ロマン主義を
理解できるの?」



学問の浅さへの指摘。

これは、ある程度成績を
上げてきた子に必要な視点です。

質問されなければ、
自分の理解の深度が分からない、
この状態で私立では1位はとれません。

自ら問うことができるように
ならなければ、
勉強が、学問に昇華しないのです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ