既習内容に関する発見。

中学3年生は定期テストも終え、それぞれが

SAGAテストの第2回に向けて学習を進めます。

範囲を見ながら、自分の特に不得意とする教科、内容を

それぞれに選択し、演習に励んでいます。

そして、生徒が次のようなことを言っていました。


「最近、しっかり学習をしているので、

基本的にはかなりうまくいっています。

それで学習についてちょっと退屈しているということも

あったんですけれど、中1の内容を復習していて、

”ああ、こんなに簡単だったんだ”ということを

発見していく中で、以前はとても苦手意識を

持っていたものがどんどん簡単になっていく感覚が

とても面白くなりました。」


これは、”受験生あるある”です。

テスト対策期間外の余剰の時間を使って

あれこれ復習をしていますと、

面白いほどに理解が進んでいくことがあり、

それは精神的な、あるいは認知的な成熟にも比例しますが、

同じ説明を聞いても全く新しく聞こえるということも

実際にはあるものです。


ー「君はまだ、自分が習ってきた世界について、

もっと本質的に知らなければならなかったこと、

実は別の方法を駆使すれば簡単に解けていたこと、

そういうことにこれから入試までの5ヶ月くらいで

さらに出会い続けることになるでしょう。

ぜひ、あらゆることを楽しみたいですね。

できなかったことがどんどんできるようになること、

それがこの時期の一番の醍醐味でもありますから。」


私はそのように話をしました。


附属・致遠生は英語、公立生は数学や理科。

自分がとにかく”今こそ”やっておきたいことに

集中的に取り組む時間を持てています。


学習の回転もかなり早くなってきました。

この子たちはすでに課題は0。一切の指示を

私はせず、アドバイスと解説のみをするだけの

個別指導体制に突入しています。

もう、必要なことが何かということに気付いていますし、

どんな学習が効果的であるのか?ということにも

生徒たちは十分に気づいています。


それぞれが必要なことを認識し、集中し、

取り組めているという点で、本当に安定感が出てきた

学年になったなぁと感心します。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ