地に足をつけて。

無謀な受験をさせないこと。

もしさせるとすれば、徹底的に

まずは基本的なことを間違えないような

演習をさせること。


これは、私が受験産業というものに

携わり続けて12年間あまりを経て下した結論です。


学習内容というのは、自分の手中にしっかりと

収まって初めて、使いこなして思考する

技術へと昇華されます。



うちの塾は、低学年は1学年落として

テキストに取り組ませます。

2年生なら1年生用、3年生なら2年生用。

それが終わっても、さらに難しい問題集を

一個下の学年のもので用意して取り組ませます。

似たような内容の反復の中で難易度をあげていき、

一般的な4年生、5年生が考えても難しい、

そんな問題にチャレンジをさせていきます。

最終的には全国最難関の問題までもをチャレンジさせます。

そんな時間が、低学年の子たちにはあります。

手持ちの道具を使って難問にチャレンジをする、

それが最も思考力を鍛えると思っています。


学問は体系なので、一個下の学年の学習が

完璧に整っていれば、上の学年の内容は

正しく理解されていきます。

新しいことがスムーズに理解されるというときは、

必ずそれまでの学習がスッキリ習得されているという

前提が必要になるのです。

逆に、上の学年の内容が理解できないというのは、

必ず前学年までの学習内容に認識の不備があり、

それが克服されないまま、難しい認識のまま

それを解いていくというのは意味をなしません。

そのような学習に陥り始めると、新しいことを

習得するということに抵抗感が生じ始めるのです。

難しいことを簡単に考えられるからこそ、

新しいことを習得する際にその思考が

役に立ってくるものなのです。


ですから、うちの学習が予習型に切り替わるのは

小学5年生の2学期終盤くらいからになります。

そこに至るまでには、徹底的なまでの

前学年段階の基礎演習〜応用演習が入ります。



このような指導スタイルも、12年間での

私の結論の一つでもあります。


これのせいで、受験向けの模試は試験範囲が合わず、

しかし標準模試では簡単すぎるというような

問題も起こっております。なので、大手ブランドの

模試を受けたいのであれば、うちは不向きなのです。



ところで、6年生の国語と算数については、

もはや小学校では習得困難なレベルの高難易度の

問題にチャレンジをしていくことになります。

佐賀県トップの弘学館に最低でもチャレンジできる、

完璧に取り組んでいれば8割台の得点で合格できる、

そういう次元の指導を行っています。

通塾は是非、最低でも5年生からでお願いしたいと思います。

そうでないと効果が半減するどころか、理解が微妙なまま

あまり役に立たない通塾になる恐れもあります。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ