本日は弘学館の教頭先生においでいただき、
少しお話しする機会がありました。
本当教頭先生はマメな方で、
お忙しい身にも関わらず
よくお話しさせていただく機会があって、
本当に真剣に教育のことをお考えに
なられていることがよくわかります。
先生とはよく共通の生徒との話題になります。
今うちに通塾しながら弘学館に
通っている子たちについて、
話をするんです。
私は、弘学館には、本当に適性がある子は
きちんと伸ばしてくれるので、
受験予定がなくとも、経済的な余力があれば、
そして、生徒がその学校で伸びそうなら
必ず勧めています。
そして、受験予定はなかったけど、
受験して、通わせて、生徒自身が
「すべての授業が楽しい!」と
嬉しそうに通うのが嬉しいと、
親御さんも安心して預けられています。
適性がある、というのは、
点数的なものではなく、
自分で組み立て、毎日学習し、
自己解決できる力が
備わっているということです。
まだ、私が分からない問題を
教えてあげなければ解決できないなら、
旅立たせるには早いかな、と。
そういう子にはあまり
勧めていません。
ロクに勉強もせず、
だらだら中下位をウロウロするような
私立の通い方には無駄があります。
頑張れる子だけが選べばいい。
それは、どの私立にも同じことが
言えますが、わたしは、
通わせて恥ずかしい生徒を
私立には送りたくありません。
だから、ときには厳しくも
指導をしますし、無理を
させる期間もあります。
先生はおっしゃっていました。
うちから来る子はみんな
すれてなくて、素直で、
子どもらしい、と。
うちは良くも悪くもなかなか
強烈な競争環境は
用意できません。
しかし、学問それ自体の価値に
触れるシンパシーを持ち、
研究家気質な子が多いです。
精神的に幼ないといえば幼ないかも
しれませんが、実力があるからといって
人を貶めることもなく、
人間的に気持ちの良い
さっぱりした子が多いとも言えます。
できない子がいたとしても、
「馬鹿じゃないの?」とか
考えてる子はいません。
その子ができるまで別の問題を
考えながら待ったり、
何が難しいのだろうか?とか
本気で考えたりして過ごしてます。
これはひとえに、ご家庭の空気感とか
コミュニケーションとかによって
育まれた人間性によるものであり、
そういうお子さんと出会えたことに
わたしは感謝しながら仕事を
しているのです。
これから、下の世代がまた育ち、
上の世代を超えてゆく逸材が
出てくることでしょう。
私と過ごし、語り、学んだ子たちが
その経験を踏み台にして、
さらに高いステージで学んでゆくことを
誇りに思っています。
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