黙々と演習する時間。

塾の指導時間に黙々と演習時間を
とることは滅多になく、それをやる時には
それなりの意図や重要性がある単元に
かぎっています。

必ず身につけさせたいことが
あるとき、ということです。
また、私がきちんと出来を一つ一つ
机間巡視してチェックする意図もあり、
やはり、完全に習得させなければ
ならない内容については、
そのような方法をとることがあります。

基礎がかたい、というのは、
メリットにしかなりませんが、
そこを任せるに足るならば
自宅でやってもらいます。

しかし、まだこの学年は全体として
そこを任せるには足りない危うさを
持っています。
もう少し成長が必要です。


しかし、一部の子には伸び代が
見られるようになり、
そういう子には細かく一人一人
評価の言葉をかけるようにしています。

声をかけられた子は、
成長していると自覚していいです。
それくらい、日々の努力が
私の目に見えるほど
その子の変化を生んでいます。

間違っても、頑張ってない子を
褒めたりしませんから。


さて、本日は、意図があって、
授業後、ある子に声をかけました。
その子は中途入塾の子ですが、
ポテンシャルの高さとは
アンバランスに方法が確立しておらず、
成績が伸び悩んだのちに、うちに
転塾してきた子の一人でした。

成績はずっと上がり続けており、
今中2で最も成績を伸ばし続けている
子なのですが、何分私立で
上位層がなかなか厚く。
それでも伸ばし続けているのは
評価に値します。

今回は学年10位台に乗るという
ハードルを設けるとともに、
「君ができないなら俺は
こんなことは言わない。
今回で結果を出しにいきたい。」
とハッキリ伝え、なんなら
10位以内も目指せる素質が
あると思っており、
あんまり私に
深く関わってこない彼と遊ぶことに
したのです。


ある程度手放しに、自分で努力して
結果を出せる子も増えてますが、
たとえば、私立で10位以内に入る
というのは、公立では50位くらい
あげるくらいの感覚に等しいです。

もともと、自己管理も怪しかった
ところから始まった通塾でしたし、
「一旦それ何回間違うの?」とか
色々言われたくないことも
言われながらも、だんだんと
変化してきたのです。

彼がそれを成し遂げれば
必ず自信となると共に、
全体の雰囲気自体を牽引するレベルに
到達する可能性もあります。

だから、そういう意味で
頑張ってほしい気持ちなのです。


次回定期テストが、一つの区切り。
あと1ヶ月弱くらいですか。
既存の生徒にあって、彼に足りないものを
教えた時に、どれくらい変化できる
素質があるのかを楽しみにしています。
変化できなければ、まあそれだけの
力だったのかなと思うだけですが、
生活習慣も含めて、その子の
力ですからね。


2学期は、全体として成績は
上昇基調に転じるかなと思ってますが、
ジリジリ上がるとかいうのは、
私の性分には合いませんね。

上げる時は一気に上げ切るべきです。
このブログを読んで奮起した子は、
早急にそのタイミングから、
学校ワークに取り組んでください。

段々上がる、というよりも、
底力によってぐんと上げられる力の方が
これから先役に立つかなと思います。

頑張る時の、頑張り方、つまり、
方法や視点が根本的に変わらなければ
そうはなりませんからね。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ