確率の整理法。

サイコロを二つ振り、
片方のサイコロの目をx、
もう片方のサイコロの目をyとするとき、
(x+y)(x-y)の絶対値が15以下に
なるのは何通りか?

このような問題をプレテストにおいて
出題をしました。

これは以前から口酸っぱく
言っていたことが
守られた整理ができているかの
確認の意味もありました。

というのは、この手の問題は、
確かに表整理して解くのは解きますが、
1,2,3,4,5,6の表では
計算がとても煩雑になります。

まずは式を展開して、
x^2-y^2の形にし、表は
1,4,9,16,25,36で
作るべきです。


今の生徒たちは、確かにある程度
基本的なことはできますが、
昔話してきたことの重要性には
当時気づききれておらず、
自分の昔のやり方を踏襲し、
依然として技が磨ききれては
いない現状です。

関数図形の融合分野もそう。
普通の処理に時間がかかりすぎてます。

ただし、意識が高まってきて
基本の練度が上がってきた今だからこそ
価値を感じる側面もきっとあり、
もう三平方の定理定理も
空間だけやれば終わりなので、
そこから先は改めて、
各領域、ミスが起こってはいけない
応用問題への繋ぎへの解法の
確認を進めてゆきます。


できるできないとか、
成績の良し悪しは一旦抜きにし、
改めてゼロペースで、
基本の技の一つ一つを
洗練させてゆくための
演習がいるなと実感しています。

それくらい、やはりこの学年は
本来、もともと算数が苦手で
数学が苦手だった子も多く、
授業時数でカバーしてきたものの、
本番足をすくわれかねない
怪しさのようなものを
ぬぐいきれてはいません。


数学は、受験で最も点が
揺らぎやすい教科であり、
算数で苦戦してきた子は
特にそのようなことが言えます。

ある程度できる、で油断してはなりません。
ある程度、というので満足していることが
実はこの教科は一番危険なのです。


足りないことをしていればいい、ではなく、
得意なことにもきちんと取り組む
手堅さのようなものも大切です。

kojinkai

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