理科や社会の小テスト。

当塾の中学の理社の小テストは、
根本的に、知識を身につけさせることを
ねらっているわけではなく、
私が内容を見た時に何を
考えているのか?という
切り口を示し、あらゆる
テクストを読む際の基準と
して欲しいという狙いを持って
作成しています。
市販のものは使用してません。

塾に通う、ということは、
指導者の視点を取り込むことに
ほとんど一致します。

思考回路は似ますし、
ノートの取り方、答えの書き方も
似ますし、なんなら言葉の
使い回しまで似ます。
(稀にあまり似ずに
独特な育ち方をする子もいます笑)

目に見える成績ももちろん
最重要な内容として面談の
議論に上がりますが、
見えない、水面下のところで
着実に生徒は私に似てきます。

その意味で、今年から毎週必ず
理科社会の小テストも導入しましたが、
これはかなりハマった感じです。

素直な子ほど、どんどん私の
切り口を学び、なんなら
こういうところを問うだろうと
予測まで立て始める子も
出てきました。


だからでしょうか。

教科書を徹底して分析する子も
徐々に増加してきました。

私の作る問題は確かに
問題集のまとめページに
準拠していますが、
表面をなぞったところで
さらに解説で具体例を被せられ、
「これはほとんど教科書に
書いてあるけどね。」とか
言われるんですから。


学習の7割はインプットにあり、
その半分以上は、読み、理解する
プロセスとなります。

解くというプロセスは、
検証の作業に過ぎず、
基本的には読むこと、
理解することによって
学習は進んでゆきます。


夏休みは国語もかなり
分厚く扱ってますが、
その解答プロセスを見ても
よく分かります。

読みの深さ、速さ、正確さが
そのまま他の教科の小テストの
結果に反映されています。


あらゆる教科について夏休み
扱っているわけですが、
根本的に大切なのは、
学習には目的に応じた
方法が必要なのであって、
わかりやすく問題集を解いていれば
頑張っている、というふうに
見えてしまいますが、
隙が無いように読み込む
プロセスにこそ、本質があります。

面談でも、たくさんさせて欲しいという
お声が時々ございますが、
それは、きちんと理解して
分かったことを繰り返すからこそ
意味があり、あんまり理解してないことを
繰り返しても表面をなぞるばかりで
実は応用問題への解答力を
育てるには至らないことが
ほとんとです。


夏休みは、小テストを通して
教え込んだことを反復させる
量の学習と、これから小テストで
問うから読み込んで欲しい、という
メッセージを通した質の学習を
織り交ぜています。

私の考えることの意図を理解し、
なんのために小テストがあるのか、
小テストで私が切り口に
するであろうことは何なのか。


頭の片隅におきながら、
学び続けてみてください。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ