4年生の国語科についてです。
20文字程度の記述では、
大抵は本文をほとんど書きぬくような
問題が多いですね。
しかし、言葉を選んで書くということが
できるようになって欲しいことから、
解答に関していろんな観点を示します。
例えば、”おじいちゃん”という言葉があって、
それはそのまま書いても模範解答もそうなっており、
別に誤りではありませんが、すぐ近くに
杏という言葉や祖父という言葉もあり、
”杏の祖父”と言い換えることもできます。
より厳密になっていると同時に、
字数も一文字減らすことに成功しています。
3年生の教材ながら、そういう工夫というか、
言葉選びまで可能になっており、
良い教材だと予習シリーズ演習問題集3年版を評価しています。
国語は、言葉を書きぬく教科ではなく、
意味を記述する教科であり、意味を吟味する教科です。
最終的には要約という次元にまで到達するために、
指導は小さなところから積み上がっていくものです。
来週も物語文です。毎回言われていることは同じであり、
気をつけることも類似しています。
”先週言われていたこと”が何度だって重要であり続け、
工夫を始めたその瞬間から、子どもの実力は
伸び始めていくでしょう。
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