今日は中学生にお休みがあって人数が少なかったので、
高校生も一緒に横にいてもらって学習を見ていました。
二次関数の場合わけというのは、分かる人にとっては
とても当たり前のことであって、
もはやそういうので悩むという理由が分からないという
そういうものになるわけですが、初学者がつまずきやすい
ところにもなってきます。
下に凸の放物線を考えた時に、定義域がなければ、
最小値=頂点となり、最大値は存在しない、という
常識的な思考からスタートをしてもらいます。
本来ここが、場合分けが必要になるということを
考えてもらうためのスタートラインなのです。
最小値は通常頂点なのですが、軸や定義域が
文字で置かれて移動する場合は、最小値=頂点と
なり得ないケースが生じてきます。
定義域がない時には起こり得なかったことが起こるわけです。
ですから、最小値が頂点となる場合とならない場合、
すなわち、定義域の内外に頂点が存在するケースで
場合分けを実施していきます。
また、最大値は通常存在しないのですが、
左右に定義域が存在すると、ようやく最大値を考えることができます。
この場合は、定義域の右端と左端のいずれが最大になるかという
基準が生じますので、そこで場合分けを実施します。
場合分けができないという場合、これは私が高校1年の時にも
実は場合分けができなかったのでよく分かることなのですが、
「とにかくまず分けようとする」ことに頭が向いてしまって、
なぜ分けなければならないのか?という根本的な発想が
抜け落ちてしまっているのですよね。
今日は割と時間を使ってその辺を指導していきましたが、
最後に作っていた問題は生徒は全て正解してしまい、
「きました。完璧に理解しました。。。すごい。」と
自分に感動して帰っていきました。
そんなことに感動していたことも忘れて、高校生はこの後
もっと楽しい数学の世界に飛び込んでいくのです。
今からその世界に準備して乗り込んでいく君たちが
私はちょっと羨ましいです!
明日の定期テスト、頑張ってくださいね!
0コメント