間違ったことにどう対処するか?

中1を相手に、定期テストの心得を
話してゆきました。

まず、インプット時間の短さへの指摘。
読む、考える、まとめる、という
根本的なインプットが足りない。
基本的に、頭に叩き込もうとする
時間が7割は必要であり、
そこをショートカットして
問題集さえ覚えて仕舞えばいいと
思う子がどれほど多いことか?
基本は、読みにあります。
読みの後の整理が学力を鍛えます。


次に、問題集を解く目的の話。
問題集を解く、ということは、
調べて埋めるためにやるのでなく、
分からないことを特定して、
作戦を立てるための行動です。
解いて提出、なんて言われたら、
とりあえず解いて赤で直す、なんて
微妙な完成度のまま進行してしまい、
習熟まで漕ぎ着けません。
何が分からないのか?それを
どう解決してゆくのか?という
思考がないテスト対策は、
効果が薄くなります。


勉強する、というのは、
問題集をとりあえず無目的に解きまくる、
回数こそ命だ、と勘違いしている
子は中学生になると多くなります。

しかしそれでは、本質的な理解を
おろそかにして、問題集に
反射的に答える力ばかりが
育ってしまい、結局、聞き方を
変えられたりしたら反応できない
中上位止まりの力で
終わりがちです。


そこを超えて、かつ量を反復する、
そんな子が、1位をとる器に
なってゆきます。
結局、量は最後の段階で
支えになることに疑いはありません。


ただ、量はこなして欲しいですが、
量だけこなしても、頭がよく
ならないんです。

関心を持ち、よく読み、
日常的な時間の中に
学習を位置付けられる、
習慣の清さというか、
面白さに気づけた人間だけの
特権というか。


やればやるほど自分が変化してゆく
機会に出会えた子は幸いです。

方法、習慣が噛み合い、
自発的に自分を変化させて
ゆく力を備えたのですから。

そんな子を少しでも多く
生み出すのは、中一段階での
目標でもあります。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ