通塾を初めて経験する子にとって、
初めて通う塾というのはとても印象に残るものとなります。
その子にとって、この場はどう映ったでしょうか?
今日見させていただいた項目は3点。
初見問題、計算問題、思考問題の3つです。
考えたことのないルールに従って、それに
沿って考えていく力を見て、
基礎計算力を見させてもらって、
最後は一手で計算が終わらないような
問題にどう対処するのか、というところです。
思考問題については、以下のような問題が
ありました。
1,2,3,4の数字を1回ずつ使い、
2桁同士の足し算をするとき、
その和が最大になるものと最少になるものを
書き、その答えも出すという問題でした。
その子は、いろんなパターンの筆算を書き並べ、
頷いてから答えを書いていました。
”答えは何パターンかあるけど、
多分十の位にこの数、一の位にこの数があれば
大丈夫だ”と、そういううなずき方でした。
とても慎重で、確実な思考をそこに見ました。
「学校の授業は楽しいですか?」
私はその子に尋ねて見ました。
「うん!楽しい!」
笑顔でその言葉が帰ってきました。
この緊張している姿がとても初々しい感じがして、
今の高学年とか、中学生たちのうち、特に
幼い時期から通っていた子たちの姿を重ねながら、
やっぱりこの時期が一番素直だな・・・と
心の中で笑いながら指導の時間を過ごしました。
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