力の性質。

高校生が物理をやっていましたので、

それについてちょっと解説を行いました。


斜方投射に関する問題についてでした。

「横向きになぜ等速直線運動をするのか?」

ということを説明しました。


通常、物体は力がその向きにかからない時には

慣性が働きます。


慣性とは、その向きに力がかかっていない場合、

つまり、その向きに釣り合いが保たれている場合、

1静止している物体は、静止しようとする

2運動している物体は、等速直線運動を続けようとする

ような性質のことを指します。


これは、中学3年生で習得する知識です。

この知識を改めて説明の中で復習してもらいながら、

斜方投射の問題に移っていきます。


ここで、斜方投射された物体にかかる

力の向きについて考えてゆきます。


空中にある物体にかかる力は、テキスト上では

重力のみとされます。理論的な話ですが。

つまり、鉛直方向には力がかかるので、

等加速度運動を行いますが、

水平方向には力がかからないため、

等速直線運動をするのです。


単にそれだけの説明もできますが、

中学内容とのつながりをやはりしっかり理解して欲しいのと、

物理は単なる公式暗記ではなく、特に力学は

かかる力をしっかり矢印で示し、

”見たまんま”のイメージで計算式を書けるという

そういうところをまずは目指してやるべきです。

それについても、図式化をしながら指導していきました。


あとは、有効数字の考え方についても曖昧だったので

今日の指導で完璧にしておきました。

ここが曖昧になっているとボッコボコに減点されるので、

ハッキリさせられて良かったと思います。


短い時間しか来られない高校生は、特に、

自分が曖昧になっている内容をしっかり把握してそれを持ってきて

指導を受けるようにして欲しいと思います。

kojinkai

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