年号への意識を高く持つ。

本日は中3は理科のテストがない代わりに
歴史を2本テストしました。
奈良時代と、第一次世界大戦です。

今の時期は少し浮くので、
過去の内容の定着もしっかり
やっておきたくて、
とにかく細かく細かく
小テストを行ってます。


日清日露の戦争を扱っていた時から
懸念していたことなのですが、
この学年、特に、中途入塾組は
明らかに年号への意識が希薄。

語呂合わせプリントも配布し、
何度も私が作成している
時代順問題を経験しているにも
関わらず、一向に年号を
覚えてきません。

複雑な前後関係を、記号で一旦
整理しておいて、理由を加えてゆく
思考があると、時代順問題への
対応力がもっと高まるのにな、と
思っているのですが、なかなか。


与えている小テストは、
私の思考回路そのものであり、
単元理解のエンジンです。

10問程度の少ない問題ながら、
本質を理解するための源泉となる
重要問題を選び抜いてます。


点数が伸びない場合、それは
表層を追い、言葉だけを
覚えている断片的な状態です。

小テストを経て、私が何を
考えているのか?ということを
分かりやすく提示しているつもりです。

小テストを見て、解き直して
満点にする、というよりかは、
私が何を考えてその問題構成にしたのか?
ということを追って、
この先生は何を要点と考えているか?
ということを理解してくれ、
単元理解の根本となしてくれる方が
効果は高いと思います。


曖昧耐性、という言葉があります。
相手の意図を汲み取ろうとする力は、
指示が曖昧なものの本質を
読み取ろうとするほど
高まると。
労働環境において、最も
求められる力の一つです。


指導によって、かなり丁寧に
詰める教え方をするときもありますし、
少し空白を残して教えながら、
解決能力を高めるための
やり方をするときもあります。

内容によってその辺は
変えていますが、
あれ?いま少し飛躍したものを
求められてるかな?と思う時ほど、
頑張り時なのです。

教えられるのを待つ?
それだけの子なら、何も
教えません。
丁寧に、よしよしとされるだけで
人の本質は育ちません。

今、求められているのかな?と
察して、自ら超えにゆく思考を
段々と、強く、持ち始めることが
必要な時期に差し掛かっています。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ