「今メモした?」
「今の大切って言ったよね?メモした?」
「ここ、先の単元にも出てくるから
マーカー引いて読み直してほしい。
…メモした?」
5年生の、言葉への反応速度を
鍛えています。
聞いて、楽しいでは中の下。
授業楽しかった、なんてのは
あてにならない。
俺、分かってるから、みたいな
顔してる子ほど要注意。
私、楽しい!って笑ってる子も
要注意。
知識は、確かに触れて楽しいものと
思ってもらうのはさておき、
身につけてもらわなければ
意味が半減します。
その時に必要なのは、とにかくメモ。
自分が感じたこと、大切と思ったこと、
これらをメモしてゆくのですが、
どうも、私が大切と思ったことと
生徒が重要と思ったことに
ズレがまだあるようで、
好き勝手話を聞いてる節が
まだあるようです。
私は、1年後、2年後から、
5年後、6年後までを見据えて、
その教科の思考法を教えます。
今は、私がなぜそれを大切と言うのか?
という答え合わせのために
知識を習得してもらっている
段階であり、私が大切と言うことは、
問答無用で大切なのであり、
小学生の間は、それを
感じたまま大切だと吸収する
素質があります。
これが、中高生ともなると
教え方が変わるのですが、
小学生は、先生が好き、
先生の授業は面白い、で、
パフォーマンスが激変する
生き物です。
来週の授業を機に、私が問答無用で
大切だと話してきた事柄についての
答え合わせの授業が始まります。
「そういうことだったのか!」
日本ジャーニーが終わりますと、
こんな声が響く授業が続きます。
地理は暗記ではなく、
因果関係、地形からの類推、
いろんな理由をもとに思考する
教科です。
なぜなのか?
探求する地理を、楽しむためにも、
今はそのスポンジのような
頭に、大切、を叩き込んでください。
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