高校生はほぼ全員期末テスト対策に動いています。
高校三年生は流石に安定感のある学習時間を確保して
満遍なく取り組む習慣が身についています。
高校一年生は初めての期末試験で、その教科数の多さに
対応を急いでいるような印象。
高校二年生たちは、まだその動きが遅く、
毎日ルーティンとして行く学習事項の少なさについて
アドバイスを行い続けている最中です。
高校生のみならず、中学生や小学生全般に
言えることなのですが、人と同じことをしても
同じ結果以上の結果を生めないから、今のままで
止まっているということに気づいて、
初めて新しい一歩を歩むことができます。
教科書が分からない時に参照するものを分かっていること、
いつも自分の身から離さずルーティン化されている
学習が存在しているということ、
なんとか分かるという次元で恐る恐る解いている問題に
自信が持てるほど反復して何度も納得する機会を持てていること、
時間それ自体を、日々の空いた時間に捻出できること、
必要な要素は多くありますが、それはすなわち、
平日・週末の時間の取り扱いに関する自分の計画をしっかりと
持てているということとイコールです。
何度も言いますが、高校生の学習において
何かを変革するためには、隙間時間を含めて4〜5時間は
平日の時間でも捻出し切る必要があります。
「自分で切り開かなければあり得ない未来」にたいして、
もっと攻撃的でなければなりません。
その攻撃性がまだ欠落しており、
それをコントロールしていくのが数少ない指導日において
指導を行っている私の仕事でもあります。
国立大学にしろ、有名私大にしろ、
行きたい人が受かるような学校ではありません。
小学時代から完璧に学習時間を作って臨む子もいたり、
高校生になって日に6時間、7時間と
学習を積み上げるような子もいます。
もちろん能力が高ければ高いほど、その学習時間は
少なくて済む傾向もありますが、それでも、
能力ある子であっても直前期には持ち前の経験と能力と馬力で
ガンガン成績を上げまくって来る、
そういう人たちと戦って勝ち得なければならない進路であると、
そういう自覚が必要であるわけです。
このくらいで良いという塩梅はありません。
自分の学習に対する攻撃性を引き出していくほかありません。
それがないと、いかなる方法指導でも、出せる成果は
たかがしれているのです。
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