式を巧みに使うこと。

「君は、もっと途中式を書いた方がいいよ。

式を書くと、持ち前の計算技術によって、

解き方に技が光るようになる。

目先のことを暗算できる力は、これから

あまり重要ではなくなってくる。

いいかい。君が今暗算でやろうとしたことを

全部式を書いて、技を使って解く。

君が目指すのはこういう解き方だ。

こっちの方が断然かっこいいし、美しい。」


全部をまとめて立式したものを見せます。

それを、交換法則・結合法則や分配法則を使って

どんどん整理していきます。


10×6-(6×6×3.14×1/4+4×4×3.14×1/4+2×2×3.14×1/4)

=60-(9×3.14+4×3.14+1×3.14)

=60-14×3.14

=60-43.96

=16.04


ー「どうだろう、解くのに1分もかからない。

式を書くのは、決して面倒な作業ではない。

目の前に料理する相手が現れたくらいの感じで、

まずは式を用意してから考えた方が、

現実的には高速で解くことができる。

君は今先生が解いている途中式を見て、

何が起こっているか全部分かっただろう?

普段の小テストの計算問題が解けているならば、

必ずこの解法が見えるはずだ。

高速で解きたいならば、だからこそ

途中式を書いた方がいいんだ。」


最終的には答えさえ合っていれば

正解になるので、だからこそ途中式指導は

個人個人相手に行っていく必要もあります。


演算におけるスキルアップは、

この先の学習にも大いに役立ってきます。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ