「実力テスト対策をしたいのですが、
何か良いテキストはありますか?」
先日中3の生徒さんからそういう相談があり、
塾にあった中学生のまとめテキストを
貸すことにしました。
「細かいところの演習には足りないけど、短い時間で
網羅的に要点を押さえまくるにはこれがいいよ。」
中学3年生たちには、6月〜7月にある
期末試験の後にまとめテキストを渡していく
予定ではあるのですが、実力テスト対策で
先行してその問題集に触れてもらっていました。
そして、生徒は初日の実力テストを終えて
一言私に言いました。
「先生、あの問題集ほとんどピンポイントで
対策ができたので、今回ほとんど間違えた記憶が
ありません。しかも、範囲表を見ながら自分で想像した
問題はほとんど全部出ていて的中してましたし、
今日やった3教科、多分いつも通りかそれ以上の
結果が出せたと思います。」
明日は得意教科である数学と社会。
両者とも変なミスがなければほとんど
満点近くで突破できるでしょう。
今回は初の総合9割以上どころか、
もしかしたらもっと取れているかもしれません。
まだ結果が出ていませんから分かりませんが・・。
本当は、もっと圧倒的に、総合240点台で
学年トップを奪取する、というのが目標だったので、
初日に落とした点数は痛かった・・・という本人の感想も
ありましたが、目標が高く設定されていること、
即日に間違えた解答を確認して修正している姿に、
この先の成長が見えました。
英語もやはり時制とボキャブラリーで
落としていましたので、しかしそこも長く
弱かった点でしたから、夏休みへの課題として
取り組んでいく意欲も湧いてくることでしょう。
この彼とは、小学4年生時からずっと一緒に
学んできているので、その変遷を全て知っている
身からすれば、ある意味”必然”であり、実はまだ
彼の本質は研ぎ澄まされてはいないという感想です。
彼はもっともっと賢く、次元が違う世界へ
羽ばたく可能性を持っているのです。
私はまだ引き出し切れていないのですが、
彼にも彼の考え方やペースがあり、私にとっての
思考も続いているのです。
どんなときも、自分で考え、自分で必要な勉強をするー
そういう点では、この子は中学受験も経験し、合格も
経験していますが、公立である意味よかったなと
思える生徒さんの一人です。
どこで勉強しても良いのですが、最終的には
自分が何を考え、それをどう捉え、どう取り組み、
どう結果を出そうと努力してきたかということが
重要なのだー
これは、私の信頼する親御さんが面談の際に
私にいつも語ってくださっている言葉の一つです。
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