すぐに試す姿勢。

今日、損益算について6年生は学んでいきました。


「仕入れ値の2割の利益を見込んで定価をつけましたが、

売れないので定価の2割引で売ったところ、200円の損失が出ました。

仕入れ値はいくらでしょうか?」


の類の問題で、損益算における基本問題の一つです。


この問題における難しさは、下線を引いている

定価の2割引”という部分の考え方についてです。


そもそも定価は利益を乗せて1.2なので、

1.2×0.8=0.96より、損失は0.04なので、

200÷0.04=5000円と仕入れ値を導けるのですが、

そこまでを完璧に使いこなすまでには

ちゃんと自分で割合を納得する必要があります。


私も小学生の時には中学受験のカリキュラムにある

問題にはチャレンジした経験がありましたが、

損益算は初見ではかなり苦労した記憶もあります。

昨年度の生徒さんたちは2〜3週間テストを実施して

ようやく分かったという感じでもありました。


それくらい、割合においてもまあまあな

難易度を誇るのが、この損益算です。



その後、”きっと計算問題集に同じ問題が

あるはずだ”と分かっている子は、すぐに

計算問題集を取り出して、該当する問題に

チャレンジをし始めていました。

自分で考えて、そこまで動けるその姿勢が

素晴らしいなと思いました。



ここはまだ完璧でない子も多かったので、

週末まで使って基本問題の解説を

実施していこうと思います。

割合の基本性質を理解するための、数量関係での

領域では最後の単元となりまして、

あとは比や幾何領域への応用を見て、小学生の割合は

最終段階へと入っていきます。


自由自在に割合と比を使いこなし、

算数や数学を楽に考えていく基本能力を、

しっかりと育んでゆきたいものです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ