小学6年生たちの水曜グループも
食塩水の濃度問題に入ってゆきました。
内容的には小学5年生の割合の復習にあたりますが、
割合の認識能力を高めるという点で、あらゆる場面で
割合を運用していくということは、割合の
抽象的な次元での理解を高めるきっかけになります。
「法則が掴めたら、授業聞かなくても解けます。
分かってしまって早く解けてしまった生徒さんは、
次の問題をもう解き始めながら待っていていいです。」
ほとんどの生徒さんは、授業を聞かずとも
さっさと先を作図して解いてしまっていましたので、
「解答書いておきました。
あってるかだけ確認してください。」
の一言で、今日の授業はほとんど十分でした。
話は前後しますが、今回の授業冒頭の算数の小テストは、
全体で2名のみでした。一問割合を入れていましたが、
これを正解できた生徒さんが少なかったということです。
また、半数の生徒さんがミスをした計算問題も合わせて、
ここでご紹介したいと思います。
(1)(4.3−3.6)×0.7+2.1=
(2)あるテープを、全体の長さの2/5よりも6cm短く使用したところ、残りの長さが54cmになりました。使用したテープの長さは、全体のテープの長さの何%にあたりますか。
(1)のミスの原因で最も多かったのは、
0.7×0.7=4.9としてしまうミスでした。
隣に2.1を置いておいて、足せば7になりますから、
ここまで綺麗な数値が出てくると解き直しも行われません。
暗算でできるから油断してしまっての失点ですが、
入試においてはよくある引っ掛けですので、
改めて小数の扱い方について言及しています。
(2)については、3/5にあたる数が48cmであるという、
そのイメージが伴わなかったという点でのミスが多かったです。
54-6=48と3/5にあたる量を求め、
48÷3/5=80と全体の長さを導き、
80-54=26と使用したテープの長さを求め、
26÷80=0.325として32.5%を求めるのですが、
たった2行の問題でも手数が多く、本質的に分かって
解いていない場合にはやや難しかったかなと思います。
悔しさもしっかりあり、確認もできたようでした。
今日も良い指導の時間となりました。
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