今日の中学1年生の英語指導は、単語の覚え方についての
方法論の指導までを実施しました。
「単語を覚える時さ、全体をまとめて
雰囲気で覚えようとしていないか?
単語をどうしても覚えられない場合、
特に長い単語の時はもっともっと”短く切りながら”
覚えていった方がいい。単語それ自体が
書けないんじゃなくて、部分的に
スペルミスがある場合は特にだ。」
一般的な話をしているつもりですが、
意外に初学者の中学生において、
割とこんな風に単語の捉え方それ自体に
個々の生徒で差異があったりすることもあります。
「覚えられないというのは、能力の問題じゃないよ。
技術的な問題。なかなか覚えられない、という場合は、
覚えるためにどうしたらいいかという
そういう方法がないまま、漠然と雰囲気を模写しようと
していることが実はそんなに少なくはないんだよ。」
私は思うのですが、覚えること、暗記することそれ自体は
時代遅れのように言われたりすることもありますが、
実際、覚えるという単純作業ですら工夫し、楽しめる子が
上位にいて、応用力も兼ね備えているのではないか?と
いつも思っています。
その意味で、”覚え方”に関する指導というのは、
実際塾では割と根本的な指導の一つなのかなと
原点に立ち返る機会にもなりました。
一つ一つの思考、解くにしても覚えるにしても、
ちゃんと頭を使っていく必要があります。
特に覚えるというのは、いつ参照し直すか?という
点まで含めたスケジューリング能力も必要になり、
意外にそれが完成するためには時間をかけて
継続的に関わっていく必要もあるのです。
よほどの天才以外の全てに当てはまる指導であり、
もっとも根本的な話です。
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