整数、図形、割合が
混合する難所の一つに
新小6は挑みました。
70点もとれれば
結構優秀かな?というレベルで
内容を構成しましたが、
トップは圧巻の94点でした。
よく研究してきましたね。
ただ、とれたものより、
出来なかったものに目を向ける
という方が今は重要かと思います。
確かに初見タイプに思える
問題も入れましたが、
基本的には例題レベルの
思考ができれば
問題なくクリアできる
問題構成にしていました。
(ちなみに、中学受験的な
勉強してこなかった普通な子は
普通20点も取れませんが)
全体の講評ですが、
計算問題の正答率の向上が
見られたのは良かったと思います。
まだ、読み間違い、見間違い、
計算ミスが連打して点数に
結びついていない子も
いるのは確かですが、
全然気にせず、目の前の
間違えた問題に常に丁寧に
向き合い解決を続けてください。
結果で判断するのではなく、
テストに至るまでに、
できるようにしてきたことも
確かにあったはずですし、
テストをきっかけに出来なかったことが
できるようになったという日々の
連続性こそが学力向上の
源泉なのですから。
小学生時に燻っていても、
6年夏頃から突如として開花し、
中学生から目覚ましい力を
発揮する子がいますが、
それらの子たちはすべからく、
努力を積み上げた子でした。
何度も質問に来て、
何度も悔しい思いをして、
でも、目の前のことをいつも
丁寧に考えてきた子でした。
分かることを当然のように
解けるのは当たり前です。
伸びるポイントは、
一つは、試験時の覚醒。
集中力を発揮しまくって
いつもできないことが
できて、能力が開くケース。
もう一つは、終わってみて
冷静に問題を見据え、
これまで学んできたこととの
共通点を理解し、できなかった
レベルのものを着実に
自分のものにするように
身につけ続けて
能力が開いてゆくケース。
伸びないのは、できることは
単にできただけ、できなかったことは
できないままほったらかした、
というケース。
変化がないなら、
点数で測定することには
そんなに意味はない。
きっかけを得て、
自分を変化させられる人だけが
生涯必要とされる人間へと
育ってゆくのです。
だから、小学生のうちは特に、
点数で測るだけで
終わってはいけないのです。
そのあとどんなことを
考えて行動したかが大切です。
大丈夫、終わって反省して
問題を見つめて、理解しようと
している子は伸び続けますから。
終わりなき学びの道を
歩いて行ける態度を
育てているのだ、という
意識を、いつも親御さんと
共有したい想いでおります。
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