インプットとアウトプット。

勉強はほとんどインプットの時間。
実に学習時間の7割ほどは
インプットの時間だと
言われています。

勉強が下手な子は、
実は9割強インプットの時間に
費やしています。

「いや、問題集をいっぱい
解いてます!」

という子もいるかもしれません。
しかし、まとめをみながら
写していませんか?

それは、インプットです。
決して覚えた内容を
なんとか記憶を紐解いて
繰り出そうとするアウトプットの
機会にはなりえていません。

勉強が下手で、やってもやっても
凡庸な成績しか取れない場合、
それはかなりの割合、
インプットにしか時間を
傾斜できていないことに
起因しています。

覚えないことをどうするか。

それを考えないまま問題演習に
突入して、よく分かんないところは
答えを覚えようとする、
でも分かっていない。

それは、インプットの中でも
特に下手くそなものです。


問題演習は、基本的に
間違う前提で解くケースと、
正答する前提で解くケースの
二つに分かれると思います。

前者の場合は、不理解の特定と
インプット目標の設定が
ベースになりますし、
後者の場合は、既にインプットを
終えてしまったものについて
最終のエラーチェックという
ことになります。

そんな選択肢を持たないまま
問題を解いている生徒は、必ず
問題演習=アウトプットだと
混同しています。


何を理解しなければならないか、
何を覚えなければならないか、という
目標を持とうとしているか?


学習は、面を整えるというより、
立体を組み上げることに似ています。
知識の骨格を捉えるためには、
なぜかを問わなければなりません。


問わずに覚えてしまう効率性に頼り、
不明点を面でカバーしようとして、
高く積み上がらない学習は
長い目で見て非効率です。

逆説的ですが、学問には
正しく向き合い続けることで
実はかかる時間を軽減させ、
楽になるという側面もあります。

だから、時間をかけずに
深みに届く子から、時間をかけても
平面的な知識しか身につかない子まで
グラデーションができあがるのです。


時間はもちろんかけるべきですが、
かけ方が下手な子はこじらせるので、
早めに塾に相談した方がいいです。

風邪のようなレベルで済む
ケースもありますし、ガンのように
早期に悪習慣を取り除かなければならない
ケースもあります。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ