中学入門講座数学のワンシーンです。
受験勉強をしてきていない、計算に精通していない、
そういう子はほとんどの場合、分配法則を
使えません。
「分からないからそのまま解きたい・・」
そう言われた時に、
「頭を使うタイミングで、それを放棄するっていうこと?
君は計算という小さいことですら頭を使わないというの?
じゃあ一体どんなことに丁寧に頭を使えるというんだ?
では、ここに通う意味はあるのか?何しに来てるんだ。
頭を柔らかく使い、技術を学ぶという意味もあって
ここに通っているんじゃないのか?
今から分かるように説明する。それで分かるようになっても
意固地にそのまま解きたいというのなら、そうしなさい。
しかし、分かってしまえば君の数の見方はまた
次元が一つ上がり、見たまんまにしか解けなかった
自分からの脱却、成長をそこにみるだろう。」
何にしても、頑固さとか、固執とか、
学習に邪魔な感情は排除すべきです。
指導者は、あるいはテキスト・問題集はいつも意図があって
声を、文字を発信しています。
それを受け取ろうとする素直な視点が
絶対に備わっていなければなりません。
「これ、すごい簡単・・・。すごい。」
どんどん問題を解きます。
楽しくなるのも無理ありません。
自分の頭を使って考えているのですから。
受け入れた果てに、ピリピリっと脳が
変化したような感じを受けて、昔の自分から
脱皮して上の次元で物事を考えられる、
そんな喜びを、これからも体験してゆきましょう。
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