「ああ〜もうすぐ卒業かぁ。」
そう呟くのは、6年生でなく5年生。笑
この子の時間感覚はどうした?と
いつもネタにして笑っています。
小学2年生の時から当塾の合宿に
参加し続けている子ですが、合宿が終わるたびに
帰路で「来年の合宿楽しみ!」と呟きます。
「おいおい、今終わったばっかだろう。笑
君の時間感覚ずれてるから。笑」
「だって楽しみだから仕方ないじゃないですか!笑」
他の通塾経験がない、純正のうちの生徒の姿です。
ちなみにこのセリフ、小2の時から毎年言ってます。
流石にまだ6年生が卒業もしていないですし、
自分の受験も終わっていないのに、自分の卒業を
語り始めたのには笑ってしまいましたが。笑
今日はずっと、予習シリーズのチャレンジ問題を
解きたいと言って、周りがワイワイしている中、
一人ポツンとその問題に取り組み続けていました。
その瞬間、彼が大切にしているのは今であり、
その機を逃すと得られない何か、というのを
深く感じながら集中し、質問もして来ます。
思えば、昨年小6にいた成績トップの子も
どこか時間感覚が違っていて、
特殊能力的なものを持つ子というのは
そういうものなのかな・・・?と考えては
答えが出ない日々を過ごします。
その子は「この前ね!・・」と話し始めた内容が
3年前とか4年前の話だったということが平気であって、
楽しそうに話すけど君、それは一体どれくらいの”この前”だ?笑
と、笑ってしまうことも多かったのです。
過去・現在・未来が有機的に記憶で繋がれていて、
そのスパンが長いということ。それは私は
特殊能力のように思っています。
この”語りの時間感覚”というのは
どこで身につく習性なのでしょうか。
私にはさっぱりと分かりかねる謎の一つです。
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