新課程から入ってきた仮定法。
当初は中学生にはどうか?と
議論していた人もいた文法です。
しかし、原理としては、
Could you〜?から始まる
疑問文のあり方に類似しています。
これは、社会で距離が比較的
遠い相手に使う言葉です。
丁寧、という言い方にはやや
語弊があるように思われます。
そしてこの文法の訳は現在の
訳で行いますよね。
過去形とは、現実から
離れていることを示す表現です。
離れている、といえば、
thisとthatの時間軸もそう。
前者は今を表し、
後者は過去を表します。
英語は、近いものを現在、
遠いものを過去と表す用法が
ありまして、それは日本語にも
同じようなところがありますよね。
あの頃、あの時、のような。
仮定法については、
過去形に変えることによって
現実との乖離を表現しています。
塾ではそのように教え、
Could you〜?やWould you〜?と
同様に、距離の概念に近いと
教えています。
だから、過去形でも現在の訳をする。
過去の文法との共通点を掴むことにより、
連続性が生まれる。
そうやって、体系的な理解に
結びつけています。
現に、仮定法の理解は
ほとんど完璧な状態に
仕上がっており、
問題演習もスムーズです。
文法は、理解するということが
とても重要ですし、どう理解したかが
習熟完成期に大いに影響を
与えてきます。
意味をとらえて実践する。
簡単なことに思えますが、
結構教え方、捉え方により、
完成の仕方が違ってきます。
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