価数。

中3は今価数について
周期表に基づきながら
学習を進めています。

特に多原子イオンについては
なぜその価数になるのか
分からないまま、そのまま
覚えてしまうこともしばしば。
従って、その考え方を根本から
マスターしてもらうべく、
特にこれから理系に進みたい子、
これまで化学が苦手だった子、
あらゆる子に向けて
化学基礎を叩き込んでいます。

この時に、中2の時の
化学反応に関する
内容もふまえなければなりません。
中1の内容も同様です。
化学もまた数学同様に
体系的な学習が可能だからです。


基本の価数は
周期表を参照しつつある程度
覚えてしまいます。

この時点で、たとえば、
CuOなどは、Oが-2なので、
Cuは+2と考えることができ、
酸によって
液中に溶解したならば、
2価の陽イオンになりうると
推定することができます。
Ag2Oも同様に、
Ag2で+2となるので、
Agは1価の陽イオンになりうると
推定することができます。


これはそのまま高校科学の
酸化還元反応の酸化数計算にも
応用することができ、物質の酸化数は、
+に傾くときは酸化、
-に傾くときは還元と
基本的に考えるのできますから、
価数を常に考慮する思考は
ある程度役に立ってきます。
例外はありますが。
これは先日高校生と一緒に
学んだ内容でもあります。

なぜ、酸素が結びつくと、
水素が離れると、酸化と定義されるのか。
それは全て、物質の酸化数が+に
傾くからです。
そもそも酸というのは
電気的に正ですからね。
まあ、この点については
色々話すことは多いですが、
「酸」化するという意味を、
定義のあり方を、考えて
もらえたら嬉しいです。

酸化数計算についても、
来週以降に
高校基礎内容として
触れてゆく予定です。

理系の子たちには
大好物な内容となるかと思います。




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kojinkai

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