計算が合わない算数や数学は、
指導していても悲惨そのものです。
式を立てる思考力と、実際に
演算を行う過程は分けて考える必要があり、
整数にしろ、小数にしろ、分数にしろ、
数を使いこなすことが算数科・数学科には
普通の技術として求められます。
そのために必要なのは、仕組みとなる
エンジンの部分、概念の理解です。
例えば、小数の単元なんかを見ていても、
計算はできるのに、”小数の仕組み”の単元を
解いているとミスがあるような状態なら
本質的に分かって解いているとは言えません。
その部分を心底理解してからトレーニングに
移っていくという過程が大切なのです。
その点で、今の4年生は当初は計算力が
やや乏しい状態でありましたが、昨今は
授業時にいろんな計算を使う中で
ミスが0です。今週も、先週も、0でした。
「それ間違ってるよ」という機会がなく、
生徒たちはそれを当然視するほどになりました。
「計算の宿題多すぎる〜大変〜」と言いますが、
その成果は数ヶ月越しに表れるものです。
信じて丁寧に取り組んでくれてよかったと思います。
0コメント