努力しないための努力。

逆説的ですが、努力する子は
いつも無駄な努力をしないことに
献身的であるように見えます。

勉強は、努力すればするほど
報われるものではありません。
方向性のずれた量だけの努力は
間違いを正すことに繋がらず、
いつまでも同じ間違いを
続けて、ほとんど意味を
なしていないこともしばしば。

分からないことが分かる、
できないことができる、
それが増えることが目的なのに、
先に進めることばかりに
意識が向いて、何回も同じ
ミスを重ねてしまいます。

「同じ間違いをしないために
どうしたらいいのだろうか?」

習得には頭が必要です。


生徒たちにあらためて言いました。
同じミス繰り返して、
赤で直すのが好きなら
何回だってしたらいいけど、
俺は基本そういう無駄な努力嫌いだから
一発でそれを解ろうとするし、
絶対それを逃さないよ。
君、それ明日もっかいやったら
ミスるでしょ?
それ、今日の勉強無駄だったって
ことじゃない?
なんのために目の前に問題があって、
なんのために今勉強してんのか、
もっとまともに考えた方がいいよ。


反復はたしかに大事。
しかし、考えなしの反復は
意味が半減します。

勉強するというのは、
ポーズが重要なのではなく、
現実的な習得が重要ですから、
そこを履き違えないように
させてゆくことも大切です。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ