円高と円安の理解。

ー「1ドル＝80円と1ドル＝120円は

どっちの方が円高でしょうか？」

今日は貿易の授業の中で

こんな話題がテーマになっていました。

生徒たちは、「1ドル＝120円の方が円高でしょ？」

と言うので、すぐに単位量あたりの計算、

算数の復習に切り替えます。

ー「では、1円あたり何ドルになるのか、

それぞれ計算してみてください。」

「あれ、1ドル＝80円の方が高い・・・」

ー「そう、円の価値を比べるには、

よく分からなければ基準を揃えて

比べてみる必要があります。

今は円の価値の話をしているので、

円を揃えてから考えないとおかしくなりますね。」

ニュースでよく言われる円安だの円高だのという

言葉の意味が気になっていたようでしたので、

本当はここは飛ばす予定でしたが、

扱うことにしたのです。

そのあとは簡単な商品売買の具体例を挙げながら、

円高や円安の利点について話を行いました。

タイムリーな話題でしたが、

ちょうど龍谷の特別奨学生試験の数学の

方程式の問題にちょうどドル換算の問題が

出題されていたということで、授業直前に

中学生相手に解説を行ったところでした。