墾田永年私財法。

歴史上、社会のあり方、
システムが転換する機会は
色々ありますが、
最近の歴史の学びの中では
特に大化の改新と
墾田永年私財法は
大きくシステムが変わる
重要な機会だと教えました。

いわば、大化の改新が
社会主義的な発想に
近いとすれば、
墾田永年私財法は、
資本主義の基礎をなすものだと
考えられています。

私有財産を改めて
認めて、資本蓄積を
可能にすることによって、
どのように社会が変化してゆくか。
これが今後の歴史の見どころであり、
次の平安時代では、そこに
貨幣経済が徐々に浸透してゆき、
鎌倉期にさらなる経済面での社会の
成熟を観察することができます。


歴史を見る上で、
有名な人物に着目して
やったことを整理することも
それなりに重要であり、
小学生はどちらかというと
そっちに偏りがちですが、
むしろ、それが社会システムに
どんなインパクトを
与えたか?の方が、
本質を理解してゆくために
重要なものとなります。

しっかり思考する社会。
覚えることに意義を感じる社会。

来週もしっかり
一緒に学んでゆきます。

kojinkai

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