本日は5年生は算数総合テスト。
今回が二回目になります。
授業時に示した基本ができていれば
よほど変な点数にはならないように
傾斜配点はしていたものの、
完全に対策ができてなければ
9割には届かず、満点になるためには
忍ばせていた難問を数問
突破する必要がありました。
だから、90点台と満点とでは、
近いようで結構遠い差があります。
ちなみに今回は、全員前回よりも
点数が上がっていました。
対策の仕方が段々と
上手くなってきています。
今回最下位だった子も、
時間を20分も余らせており、
前回は時間が足りなかったことを
考えるとよく成長しています。
あわててしまって普段の実力が
出せず、計算ミスが
重なってしまいましたね。
それも含めて今後の課題です。
しかし、現段階の学力は実は
そんなにあてにはなりません。
実際、全く手が出なくて
解けなかった問題は
それぞれに少なく、
ちょっとしたはずみで
逆転はすぐにおこります。
大切なのは、その結果を受けて
何を考えたか?です。
悔しい気持ちになり、
ずっと問題の解説を読み続けていた
何人かの子は、今後さらに
ぐっと伸びてゆくと思います。
もうすぐ6月になります。
6月末か7月には再度、
算数と地理は総合テストが
行われますが、それが
終わったタイミングで
業者のテストを使って
偏差値の変動を測定します。
塾内での戦いもそれなりに
骨があって楽しいですが、
最終的には外部の子たちと
戦うのが基本なので、
それはよく覚えていて欲しいです。
また、偏差値が差し当たり60や
65を突破してそれが
平均化すること、これが
県内のトップ校を受験するのに
とりあえず必要な数字です。
やはり、65とかを超えてくると
どの学校でもトップクラスの
実力になるようです。
とはいえ、総合テストは
子どもたちにとってはよい機会です。
今解いている問題が一体どんな
レベルなのかを子どもたちは
そんなに理解していませんが、
使っているテキストは全国
トップクラス、そこから私が
厳選した内容をテストとして解きます。
子どもたちがどれだけ自分自身
すごいことを学んでるのかを
理解してないという点がいい。
素直に、真っ直ぐに、全部。
分かろうとして学び進む
青春がそこにあります。
今回の内容は、4年後半から
6年前半までの内容でした。
それを、現時点で理解可能な
方法で解いているだけです。
中学受験テキストというのは、
本当によくできています。
普通に標準向けのテキストで
学んでいては届かない
先の学びに必要な思考力が
身についてゆきます。
さて、今週から算数は
新しいタームに突入しました。
もっともっと気持ちを入れていいです。
苦手なら予習をしてもいい。
予習シリーズなのですから。
解説が丁寧なのもそのためです。
苦手なら、逆に攻める。
苦手だからこそ、なんとかしようとする。
そんな行動によって、視界が
開けてきて、自分の次元が
一次元も二次元も高まります。
得意なことを伸ばすのもいいですが、
一般論として、普通に大学受験したいなら
総合力が求められて当たり前。
何か一つだけ得意であっても、
その道で1番になるのは
茨の道です。
基本的には、できないことに
どう対処しようとしたか?
といった、人間的な、あるいは
技術的な、情動的な、計画的な、
形容の仕方は色々あるにせよ、
困難への向き合い方、という
態度の部分に個性が表れます。
そもそも論ですが、得意であっても
壁にはぶちあたるわけで、
結局自分の限界を超える術を
経験的に積むしかない。
そのためには、対象化。
課題の可視化。
自分には何が必要なのかを、
具に捉えられる力。
実際にそれを得るための努力。
それは、得意だろうが苦手だろうが
向き合い方は似ているのでは
ないかと思います。
0コメント