音訓の感覚。

小学4年生の授業冒頭で、最近まで

やってきた音訓指導の復習プリントを

実施しました。


「あれ、どうだったっけ?」と言いながらも、

3問ミスまでにとどめ、意外と身について

きているんだな、と思いました。


ルールはこうでした。


1 ンが付くのは音読み。

2 小さいヤユヨが付くのは音読み。

3 一つしか読み方がない漢字は大体音読み。

4 送り仮名付きで読む漢字は訓読み。

5 迷った時は一文字でその漢字が理解できる方が訓読み。

6 部首を取った時と同じ読み方は音読み。(形声文字に限る)


これらルールに対照させながら、

漢字の識別を改めて4年生たちと実施しました。


これら学習は、単純に音訓を理解するだけでなく、

ルールに則った思考をできる力を養う意味でも

重要なものであると考えています。




文章読解では、具体例とまとめの読み分け指導を行い、

解答をするときにどのような視点を持てば良いか、

どうやったら文章の要点を掴めるのか、

いろんな例を出しながら説明をしました。


ー「君たちはさ、例えば先生が

”アフリカの人はヨーロッパの人より身長が高い。”

って言ったらすぐに信じるかい?」


「信じません。」


ー「なぜですか?」


「だって、勝手に言ってるだけで理由がないから。」


ー「そう、だから説明には例とか理由が

必要になるんですね。そして、ベルクマンの

法則に則って考えると、ヨーロッパの

人の方が身長が体が大きいという

仮説すら立ちますが、それも実際は

例がないしデータがないから分かりません。

しかし、この説明文はクマを例に出して、

ちゃんとデータも上げているので、

少なくともクマについては分かりましたね。

説明には必ず相手に分かるような例をあげて、

理由を書くものなのです。」


心底分かりましたって顔ですごい

この4年生たちはうなずくのです。

そして、自分の解答にすっと目を移し、

解説の最中でもすぐに”直していいですか?”と

言って即答で解答を書き上げるのです。



毎回の授業に呼吸を感じます。

吸って、吐いて。入れて、出して。

とっても頑張ってくれています。

kojinkai

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