大富豪は、集団指導の
アイスブレイクに導入しており、
集団の仲を少しだけ高めて
お互いを意識し、競争心を
高める目的で行ってます。
が、大富豪自体も実のところ
結構頭を使うゲームであり、
ルールを増やせば増やすほど
乗数的に戦略が増え、
頭を使う必要が出てきます。
さらには、既に場に出た
カードすら暗記していれば、
それも戦略に組み込むことが
可能になります。
このゲームは本気でやると
かなり難しいゲームです。
小5は随分打ち解け始め、
少しずつお互いのことを
知り始めています。
さて、あとはこれを
一つの材料にして、他の時間を
どう使ってもらうかが肝。
まず、到着後すぐの時間。
これは間違いなく漢字の暗記、
地理の暗記に使ってもらうように
してゆきます。
まだ動きは悪いです。
到着後すぐの行動の切り替えが
欲しいところです。
また、授業時間が短いほど
大富豪がゆったりできるので、
集中してある程度速度をもって
理解してもらうことも
全体に意識してもらいます。
何かを得たいならば、
対価が必要になります。
それを周知してゆくのが
次のステップ。
さらに次には、きちんと
全体で競い合ってもらうステップが
続いてゆきます。
究極、塾は勉強の場であり、
一定の競争が敷かれる場です。
仲の良いあいつより勉強して、
勝つ!という気持ちが
最後に完成して、成功という感じ。
あとは、自然と習慣化します。
これも、ルールを増やすことによる
思考の変化の一例です。
仕組みにガツンとのせて、
ルールをガンガン増やして、
子どもの思考はよりよく
変わってゆきます。
それはいわば、学習の型であり、
身につけるべき方法へと
進化してゆきます。
良い集団づくりも、
このような指導形態の醍醐味。
自分だけサボるわけにはいかない、
自分が牽引しないといけない、
そんな気持ちが育ってくると
平均値がぐんぐん上昇します。
この学年は、もっと仲良くなり、
もっと競争が熾烈になる程
進化してくると思います。
実力が足りないなら月曜日に
なんとかしてゆきます。
絶対勝つ、という気持ちを
いつも絶やさずに
学び続けましょう。
みんな別にそこまで実力に
大差はないと思います。
ただ、小学生のこの時期は
どうしても認知発達の速度に
差があったりして、
それぞれ今の時点では
難しいこともあります。
しかし、素質的なものは
別に、大きくは変わらないかなと
思ってます。
向き合い続けて、
変わり続けられるかどうか、
私はそこだけを見てます。
変化しないなんていうのは
一番面白くないことです。
実力ではなく、変化。
私の評価基準はそれだけです。
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