「あいつは勉強好きなんですよ。」

新6年生は算数は総合演習。
ある子が到着するなり、
「ここは全部解いてきました。」と。

兄弟姉妹は全て私が見てきてますが、
その末っ子の子でした。
お兄ちゃんはその子のことを
このように評価していました。
「あいつは、勉強好きなんですよ。」と。

この学年、みんなそろって研究家で、
休み時間の大富豪ですら研究します。
コロナ禍でマスクがほとんど
義務化されましたが、
「表情が読まれないからいい」と
そんなことも言ってました。笑

何をするにもガチです。笑


話はそれましたが、
この辺はやっといたらいいよって
言葉がすんなり受け入れられ、
当然のように日常学習に
勤しむ模範的学年です。

しかし、まだもうひと押しいります。
完全に使いこなせる次元まで
やり込むピンポイントの解き直し。
真面目なのですが、もう少し
パワーが必要です。

ここが整うと最強です。


ちなみに、今日は1人
休みだったので私が大富豪に
参加したのですが、
まだ戦い方の開発が未熟です。

一回一回の場に対応しているだけで、
大局的に見て人に強カードを
切らせる手法とか、場に出た
カードの枚数を覚えておいて
対処する方法がまだ整わず、
本質的な意味で戦略的に
能力を使いこなせていません。

場に出たカードの暗記、数手先を読む戦略、
奥深いゲームなのです。
特に3人プレーは、運要素より
能力の方が問われます。

ワーキングメモリを
鍛えるためにも、一段高い
戦略性を教えて、
勝ちへの詰め方を
教えてゆかなければなりません。

ひいてはそれが、根本的な
思考力を変化させます。


好きである、ということと、
能力を向上させるように
頭を使えることは別個のことです。

真面目で良いと思う反面、
期待値が高く、いくらやっても
物足りないところを見つけてしまいます。

今までの学年でも、かなり
実力がある子たちが育ちました。
足りないところが気になるのは、
足りているところが多いからです。

綺麗に掃除するほど、隅にある
ほこりが気になるのと同じですね。

要は、すごくいいということ。
ここから先の細かい指導は、
私の仕事でもあります。

kojinkai

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