連立方程式の文章題。

中1は、連立方程式の文章題を
解き進めています。


現実的に、一番手のかかる領域は
方程式領域です。

さまざまな文章題のパターンに対して
自力で解法を編み出してゆくためには、
実は方程式には足し算と引き算を使い、
等式の関係を導くことが
適切にできるかどうかが
鍵となっており、
そのためには、中1の
数量を表す式、の領域の
完成度の方が重要です。

やはりそれがあまり上手くない子が
立式が上手くいかないケースが多く、
荒療治もいるかなと模索中です。

しばらく数学指導のペースを
落としてでも、
新Aクラスとか最高水準問題集とかの
中1領域の演習なんかをさせたら
加速度的に連立方程式が
上手くいくようになる気が
しているんです。

時間は結構余っているので、
毎日研究してもらう意味でも
導入価値はあるかな、とか
考えています。

考えたことがない次元の問題を、
パズル的に解決する面白さが
ある領域なので、
テストの少ないこの時期には
うってつけかな、と。

来週以降の授業計画にやや
修正を入れつつ、子どもたちに
今一番必要な復習を計画したいと思い、
色々検討する日々です。


指導に手がかからないのが
私にとっても子どもにとっても
良い状態です。

特に数学は体系的な学問ですから、
出来ないことは遡って原因を
追求して解決すべきなのです。

無理矢理できるようにすることも
できますが、それは小手先のもので、
結局問われ方が複雑になったら
途端に手が止まるような状態ですと
本質的な力は何一つ向上を
していないんですね。

文字式への理解の深さは、
その後中3や高校生の数学や物理にまで
影響を与えてゆきます。

初見問題でもなんか、
思考のきっかけをつかめるような
頭の柔らかい子たちに
育ててゆきたいものです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ