せーのの要求。

附属生がこぞって
「地理をやりたい」と声を上げましたので、
ヨーロッパと北アメリカを徹底的に。


基本的に、地理が苦手な子は
地形、気候が分かっていません。
そして、これが根本原因だという
ことに気づきもしません。

地理は思考する教科です。
ここに高原があれば、
ここに平野があれば、
人は何をしようとするか?
なぜここに工業地域が育つのか?
なぜここはこのような
土地利用がなされているのか?

全ては思考により解決を
図るべきものです。

実際は、骨格を理解するために
必要な知識はそう多くなくて、
地政学的な理論の基礎を
およそ理解している子には
この場所はこうあるはずだという
推論が成り立ち、そこに知識を
上乗せしていくだけです。

つまり、世界地理が苦手な子は
中1序盤のところで実は
本質的なことが掴めていない
可能性が高く、地理は体系的に
学ぶ教科ですから、
断片的な知識の暗記に終始し、
なぜあの時あの知識を学んだのか、
連続性が途絶えている可能性が
極めて高いのです。

地理的な思考。

一口に言いますが、基本は
まず徹底した地名暗記が必須です。
ワークレベルで記載されてる
地名が頭に入ってないならば
根本からやり直しましょう。
その後に地形暗記が入ります。
主要な地形も、ワークレベルで
とりあえずいいので、完璧に覚えましょう。
その後に気候要因により、
因果関係を考えてゆきます。
この気候要因が、かなりのところ
農業のあり方に影響を与えます。
日本地理との差は、資源の採掘地により
土地利用が大きく変わることでしょうか。
日本はあんま資源ないですからね。

根本的な思考法のところから整えるには
割と時間がかかりますので、今回のみでは
カバーできなさそうです。
地理が苦手な子は全て
中途入塾の子だということも、
小学地理の、地理的思考法の
基礎理論を学ばせる意義の
一つになっていると考えられます。

考える切り口の有無は、
学びの質に影響を与えます。

今回間に合わなかった分は、
長期休みを経てだんだんと
間に合わせてゆきます。

ジリジリ帳尻を合わせて、
完成形に導きます。

kojinkai

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