不可能への対策|ピアノ練習から

最近すごくピアノが行き詰まっていて、

何がそんなに自分に足りないんだろう?と

悩んでいたんです。


普通、練習というのは連続的に出来るように

なっていく方法があるわけで、力技でなんとか

するのも時に大切ですが、自分には絶対ない技術の特訓が

必要なような気がしてならなかったのです。


何か基礎練習をめちゃくちゃ反復しないと、と思い、

ピアノの教材を売っているモラージュを物色し、

バイエルかな・・・いや、違う、バーナム。

多分バイエルは自分の悩みを解決しない。

今やんなきゃいけないのはシャープやフラットとか、

指の動きとか、スピードのトレーニングとか、

よく曲にあるフレーズのトレーニング。

バランスよくやれるのは最初に頂いたバーナムに

違いない・・・と、1時間くらいそこにいながら

楽譜を延々と眺めて、ずっと考えて、

持っている教材の次のものを購入をしました。



一見簡単そうなのに、出来ない理由ってなんだろう?

出来る人は簡単にやってんのに、自分ができない

理由ってなんなんだろう?

何を特訓したらそれをできるようになるんだろう?



そうやって考える中で、バイエルやバーナムなどの

基礎的な指のトレーニング教材の位置付けを

自分の中で解釈することができました。


曲を弾いているばかりでは、上達はしないのです。

これは自分の話に限ったことかもしれませんが。

よくよく弾いてみると、曲には一定の決まった

音の組み合わせやフレーズの組み合わせがあり、

それを技術として当然指が動く状態にしておいた状態で

練習していくのと、それなしに曲だけ練習するのとでは、

全く質的に異なるのです。

曲中の指の動きを覚えるよりも、技術特訓をして

応用範囲の広いテクニックを身につけた方が、

しっかり楽譜を読みながらよくあるフレーズや動きを

特訓していった方がこの先広がってゆくだろうという解釈です。

初心者の感想です。



レッスン日までにやれるようにと出された課題、

実は最低限しかやっていなくて、

ただただ技術特訓に専念していますが、

自分はそうじゃないと多分出来るようにならないから、

最近は新しい曲もほどほどにしています。

(でも、楽しくないと続かないから、

簡単な幼稚園児向けの発表会用の楽譜も購入して、

色々弾いてみてはいます。

実際それはこれまでの教材で弾いてきた曲の変奏ばかりなのですが、

ヤマハとカワイの教材の性質の違いなども考えながら、

別パターンの演奏をしてみたりするのも楽しいです。)



勉強にも通ずる考え方かな、と思います。

自分もかなりできないところからスタートしているので、

勉強苦手だな、と思う子や、親御さんも、

習得の方法論として参考になさってみてはどうかな?と。

私の新しいことを学習してゆくときの方法論の話でした。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ