来週の地理のテストを控え、
教室では問題の出し合いがスタートしています。
授業の隅々まで丁寧に学習していることが
実によくわかる問答でした。
「果物の輸入が多いのはなぜですか?」
「ああ、簡単。増えたのは外国からの輸入自由化への要望に
応えたことがきっかけで、海外からの輸入品の方が安いし、
日本の気候では取れない果物へのニーズもあるからでしょ?」
「正解!」
ー「いやいやいやいや。笑
問題の出し合いしてみって言ったけど、
”みかんの生産量一位はどこですか?”みたいな
単発の一問一答をやり始めると思ったんだけど。笑」
「え?だってそんな常識的なこと聞いても
この子全部答えるもん。
できるだけ難しいのを聞かないと。
だから私も難しいのまでぜ〜んぶやってきました。」
「じゃあ次の質問ね!
中干しをする理由は?」
「それも楽勝。地中に酸素を送ることで
根腐れを防ぎ、深く根をはるのを助けるため。」
「あーもう。全然間違わない。じゃあこれはどうだ!
北海道で酪農や畜産が盛んな理由は?」
「それ今日習う予定のところでしょ?
それが盛んな根釧台地は火山灰地であるとともに、
夏の濃霧で気温が上がりにくいから、野菜が育ちにくい。
だから、酪農や畜産が盛んになった、でしょ?」
「なんで答えられるの?」
「だって今週の課題で予習してきたのと、
授業前に先生の対策プリント配られたから
読んでもう理解したし。」
「面白くなーい・・・。」
問題の出し合いのレベルが中学生より上だな・・・と。笑
小学生からこんな質問をされて、うちの中学生は
それに正しく答える力を持っているだろうかと
不安になるくらいでした。
もう農業までの分野ではうちの中学生の誰よりも
地理をできるでしょうね・・・。
しかしながら、この子たちは一体この地理の学習レベルが
どれくらいなのかを知らず、ほとんどゲーム感覚です。
いっぱい画像や写真を見れて、よく分かって楽しいくらいに
思っている面もあるかもしれません。
まあ、自然とすごくなってるくらいで
今はちょうどいいかもしれません。
何より、地理はライフワークとして
楽しんでくれているようなので、
4月の序盤の段階で計画したことは
実に計画通りに進んでいるということです。
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