並立の関係@中3国語

記述指導の基礎について学習をスタートし、

2週目に入りました。


今回は文の連接関係を記述に

運用していく入り口の指導を。


ー「記述をしてゆく時

一体どんな要素が必要なのか、

これまで感覚的にやってきたことを

しっかり理論的に捉えて、

明確な意図で書けるようになろう。」


今日のメインテーマは並立。

長い文を短くまとめようとする時、

並立の関係の見落としが時折見られます。

つまり、並立の関係にある連接した文について、

後半のみである程度の字数が埋まってしまう場合、

後半のみを記述し、残った字数をだらだらと

した文で埋めてしまうようなケースです。


並立した文は、前者も後者も同じレベルで

文として重要な要素をなしているから、

それらは抽象化するか、不要な要素を

削ぎ落として両方とも記述に組み込むか、

その判断をしなければなりませんが、

その文が並立の関係にあると見抜けなければ、

その判断も感覚的なものになりがちです。


今はまだ短文での連接関係を見ているに

すぎませんが、実際中学レベルで使う

中心文は2〜3文であることが多く、

3文にまたがるような記述は中学生には

やや難問であるとも言えます。


生徒の中には、ある単独の教科を中心に

指導をということでスタートした子もいますが、

実際分かっていなかったことに気づくほどに

総合的な指導の意義を掴んでくれています。


”点数が取れる=分かっている”では、

必ずしもありません。

あらゆるところに突き詰める意義がある、と

そう気づいてくれるようになってくれた点は、

その子の才能なのだと言えます。

kojinkai

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