君の本質。

君はまだ本気なんかじゃないよ。

どこかで余力を残している。

目標だって口だけで、次も達成できないか、

できるかギリギリの未来を想定している。


そうだろう?


それならば、今日俺にこんな陳腐な質問は

絶対にしないだろうし、何とかしようと

そう思って生きているならば、

「頑張る」発言の虚しさだって

気づいているはずなのでは?


出来る人間のおぞましいほどの効率性や

能力なんて死ぬほど見て来ただろうけど、

自分がそっちではないと今信じているならば

あるいは、そっちの人間の心を全部折って

自分こそがって思う気持ちがなければ、

君は一体何者になるつもりなんだね。


ダミー?道化?栄養分?踏み台?


人は、必死になりさえすれば、

必要なことに何時間だって何十時間だってかけられる。

そんな時間が一度だってなく、

ただ終わって欲しい、ただすぎて欲しい

時間や内容を思って行動すると、

心は絶対に荒んでいくもんだよ。


俺は頑張れとも言わないし、

こうしたほうがいいとも決して言わない。

ただ、こんこんと語るのは、

「君ってつまらないね。」という

たった一言に尽きる。


あまりに普通で、あまりに平凡で、

そういうところにいる君たちが幸せそうに

努力を語ることが、自分の心には痛い。


そうあってほしくないんだよ。

当然だろう。君たちは優れている。

持て余しているのだよ。自分を。


何も自分で拓けず、開いてもらった

場所におずおずと足を運ぶような

つまんない大人になるなよ。


そのことはいつも頭の中にあって、

止めどなく私の脳内分泌物が

潮の満ち引きのように、押しては返し、

それを繰り返しているのだ。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ