割り算の拡張。

12÷3=4

⇔12=3×4

(3で割れるということはもとの数は3の倍数である)


15÷2=7...1

⇔15=2×7+1

(奇数は2で割ると1余る数である

→2で割れる数とそうでない数の識別は

1の位を見ることによって可能である)


検算としてやっていた計算を

次なる思考へ生かしていくために拡張します。


隣で中学生が授業を見ながら、

「え、こんなの小学校でやったっけ・・・?」

と言ってました。

それもそのはず、その子はほぼ6年からの通塾で

この授業は受けていないのです。

まあ、学校で習っているかもしれませんが、

改めて中学内容を学んだ後にそれを見ると

否が応でも今習得済みの内容とリンクし、

思考が再整理されるようなのでした。

それは高校生だって同様です。


次回授業は、上に並べている後者の内容から

3で割れる数、9で割れる数、

6で割れる数、4で割れる数、8で割れる数について

どのような特徴があるのかを整理し、

小学生のできる範囲でそれを抽象化していくものです。


そして、その次の授業では、前者で説明している

内容を利用して、「○で割ると△余る数」を利用した

倍数・公倍数の問題へと入ってゆきます。


順番は前後していますが、小4の時にすでに

倍数約数を扱っていたということの利点は

あったように思いました。

最小公倍数や最大公約数は結構やってきましたので、

それがどういうことだったのかということを

深めてゆく良い機会となっているようです。


使っているテキストは随分易しくしましたが、

そのおかげでかなり掘り下げてゆっくり深く

中学へ繋がるように指導をできています。


授業が楽しみと言ってくれるのも励みになっています。

小学生の時期が、一番ゆっくりしていて、基礎的な

思考を養成していくのにピッタリです。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ