一通り、5回の授業で小学校範囲の
計算を四則計算・分数小数・混合問題まで
習得することができました。
もう既に6年生の子と並ぶほど
これらの計算は速く正確にできます。
分配法則もかなり習得し、普段の暗算の中で
活用できるレベルにまでなり、
いい感じの基礎能力がついてきています。
しかし、算数は計算だけじゃないのです。
できるようになったことは、まだ全てのことの
5%にも満たないかもしれません。
とりあえず道具を必死で揃えている最中です。
こんな風に教えながら思うのですが、
受験に本当に必要な知識のセットを揃えられるような
理想的なテキストって少ないですよね・・
塾用教材としてのまとめ教材って結構癖があって、
使う場を結構選びます。
例えば、代表的な四谷大塚の4科のまとめ。
算数は、ちょっと基本すぎるかな。
理科社会は、逆にちょっとマニアックな知識が多すぎて
面白みとか知識の深まりには欠けています。
全国に市販しているので、網羅的になるのは仕方ないですが、
それゆえにちょっと不要な知識も多くてそこが難点。
まとめ教材でバランスが取れているなと思うのは
教育開発出版の「中学入試の攻略」だと私は思っています。
ページ数は全教科200ページ超あるので、分厚すぎる・・
と思うときもあります。要領が悪い子や基礎が不足する子は
全教科持っても解きこなしきれないでしょう。
使う場面とかはかなり選ぶと思いますが、できるなら
取り組んだほうがいいと思う問題集です。
今年の6年生は、理科と社会だけこの教材を
夏休みの目標として購入し、取り組んでもらいます。
国語は実力練成エフォートを、算数は市販の
教材を通常授業で継続して解いていきます。
話は逸れましたが、
今ここで欲しい教材!って思うときに、
それを選び抜く目というのはとても大切です。
簡単すぎず、難しすぎず、子どもに与えられた時間が
どの程度あって、どのレベルなら意欲的に
次々と習得しようと思えるのか。
勉強は、自分でやろうと思える教材が一番いいです。
最適解を子どもの実力から考えるのが難しいのですが、
その辺も一つのやりがいであります。
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