難関中学受験指導日記 2016/7/9


一通り、5回の授業で小学校範囲の

計算を四則計算・分数小数・混合問題まで

習得することができました。

もう既に6年生の子と並ぶほど

これらの計算は速く正確にできます。

分配法則もかなり習得し、普段の暗算の中で

活用できるレベルにまでなり、

いい感じの基礎能力がついてきています。

 

しかし、算数は計算だけじゃないのです。

できるようになったことは、まだ全てのことの

5%にも満たないかもしれません。

 

とりあえず道具を必死で揃えている最中です。

 

 

 

 

こんな風に教えながら思うのですが、

受験に本当に必要な知識のセットを揃えられるような

理想的なテキストって少ないですよね・・

 

塾用教材としてのまとめ教材って結構癖があって、

使う場を結構選びます。

例えば、代表的な四谷大塚の4科のまとめ。

算数は、ちょっと基本すぎるかな。

理科社会は、逆にちょっとマニアックな知識が多すぎて

面白みとか知識の深まりには欠けています。

全国に市販しているので、網羅的になるのは仕方ないですが、

それゆえにちょっと不要な知識も多くてそこが難点。

 

まとめ教材でバランスが取れているなと思うのは

教育開発出版の「中学入試の攻略」だと私は思っています。

ページ数は全教科200ページ超あるので、分厚すぎる・・

と思うときもあります。要領が悪い子や基礎が不足する子は

全教科持っても解きこなしきれないでしょう。

使う場面とかはかなり選ぶと思いますが、できるなら

取り組んだほうがいいと思う問題集です。

 

今年の6年生は、理科と社会だけこの教材を

夏休みの目標として購入し、取り組んでもらいます。

国語は実力練成エフォートを、算数は市販の

教材を通常授業で継続して解いていきます。

 

 

話は逸れましたが、

今ここで欲しい教材!って思うときに、

それを選び抜く目というのはとても大切です。

簡単すぎず、難しすぎず、子どもに与えられた時間が

どの程度あって、どのレベルなら意欲的に

次々と習得しようと思えるのか。

 

 

勉強は、自分でやろうと思える教材が一番いいです。

最適解を子どもの実力から考えるのが難しいのですが、

その辺も一つのやりがいであります。

kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ