大したことない、だいたいは。

 周りにいるだいたいの人には勝てる。当然あり得る発想です。超難関まで行けばみんな等しく天賦の才を持っているから、逆にそういう発想になりにくいのかもしれませんが、一般に中堅私立や公立ではそんな発想が可能でしょう。それを、本気でそう思えるか思えないのか、おおよそは気持ちの問題に左右されていきます。

 

 気持ちのコントロールというのが難しいのです。いや、気持ちよりも思い切り、といったほうがいいでしょうか。勉強なんてふっと思い立ってやり始めて仕舞えばいいものを、たったその一歩目すら踏み出せず、何とかしたいのにほったらかしている人が圧倒的に多数です。”いや、なんとかしたいならいますぐできないことを片っ端からやり直せよ、なんでほったらかしておけるのか全く分からない・・・”そう思って、淡々と答え合せをして、大して調べもせず、納得したのかしてないのかわからない状態で帰っていける生徒を見ると、”君、気は確かか?”と疑ってしまいたくすらなるのです。

 

 口先ばかりの子どもたちに、私は尋ねたいのです。

 「何かが思い切り変わるほどの努力だったのか?それは?」

と。

 

 さて、周りの友人たちもそうやって足踏みしている人間の方が圧倒的多数です。どれだけ上位にいようと、それ以上上位にいけてないならば、同じ穴の狢です。むしろ、上位に安穏としているだけタチが悪い。そういう人が相手ならば、だいたい勝てます。君が変わりたいと思えば、それはだいたい叶うのです。

 

 変わりたいと思う気持ちが、一瞬なのか、断続的に起こるのか、それとも常時それしか考えられないくらいなのか、君の気持ちは今どこにありますか?

 


kojinkai

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