今日は、過去問を使った実戦的な演習を6年生と実施しました。点数はさておき、解答の組み立て方が実に気になります。以下、簡単な例です。
(平成27年度清和)
犬や猫は、〜〜〜〜〜している。かれらは、そんなことをしながら、〜〜〜。
指示語の内容を答える問題です。この解答について、全員がその中心文を掴むに至っていました(解答箇所を見つけるのは簡単すぎるので当たり前ですが・・・)。が、問題点はここでした。
(解答)
犬や猫が、〜〜〜〜〜すること。
このアンダーラインの部分を書いている生徒がほとんど。書いておらず完璧に解答していたのが2名でした。「かれらは」と文章に書いてあるので、主語は不要です。しかし、”丁寧に書けば良い”と思っており、”適切に書く”ことを考えていないというのは、国語を論理的に捉えていく上でぬるいと言えます。
一方ある子は、この文に並ぶ具体例を抽象化しての解答まで作っていました。本問いでは、”具体的に”と指示がなかったので、なるべく抽象的にまとめて書くことは原則です。その点で、模範解答より優れていたと言えます。
ここを書き損じる子は、話の聞きそびれ、問いの読み落としが頻発する傾向にあります。読み方の指導を並行してやれる国語の指導は、他教科に影響を及ぼすので重要ですよね。
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