国語が一番静か。

 あらゆる授業をする中でも、最も静かなのは国語の授業で間違いがありません。何か、文章を相手に本質的に理解をしようとし、設問の意図を理解し、それに対応する説明を試みるっていうのは、何かすごいエネルギーが必要なようです。今中学生が相手にしているのは小学生用の教材であり、文章の内容は比較的平易です。しかし、設問の難易度が高く、記述が長いのです。だからこそ、なんか分かるのに説明できないっていうのに初めて出会ったような、度肝を抜かれたような経験をしていることでしょう。

 

 君たちには、ただそれを記述したというだけでなく、下の世代の子たちに問われたらその記述の根拠をどう説明するかというところまで含めて学習してほしいものです。でないと、何故なのかも明確でないのに正解しているというなら、それは本当に理解していることにはならないからです。

 

 そうやって、国語科を通して、説明できる知識こそが自分の身に付いていくということを学んでもらうことを主旨としています。私ははっきりと、今の君たちに潜む思考の穴、盲点に迫っていると思っています。毎週1度きり、1題限りの勝負です。その時間を大切にしてもらいたいと思っています。

 


kojinkai

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