「そんなのが対策って言えるの?」

 私は、どの学年よりも今は小学5年生に厳しいのです。中学受験の基礎づくりということもありますが、そういうのは建前です。明らかに要求する水準がどの学年のスタート時よりも高く、ガッツもあって日程的にも余裕のある(あまり習い事で忙しくない)初めての学年であるということもあり、これまでよりも一層やりたいこと、達成したい目標を実現したいと本音では思っているのです。

 

 「受験したい、頑張りたいって面談の時言ってたけど、現状遊びに来てるだけじゃん。俺は楽しくやるとは言ったけど、サボりを推進したわけじゃない。努力という裏付けがない楽しさは、全部空っぽの現実逃避じゃん。君たちの努力がその程度である以上、今楽しい授業をしたとしても空っぽさ。何にも残りはしない。短い時間なんだから、もっと一つ一つの時間を大切にして欲しい。先生だってそんなつまらない相手に指導したくない。」

 

 テストで散々だったということもあり、生徒たちはぐうの音も出ないほど悔しそうに私を睨んでましたが、まあそれくらい反骨精神がないと。来週はたまたま全教科テストがない日程になりましたが、再来週は珍しく三本のテストが実施されるので、忙しくなるでしょう。

 

 まだまだムラがあって、2週間に1回はこんな風に厳しく言われては悔しがっていますが、あっけらかんとしてすぐに切り替え、次の授業に集中して取り組んでくれる素直ないい生徒さんたちです。

 

 そしてこれはオチなのですが、一番ビビっていたのは、そんな私の説教を横で聞いていた小・中学生たちです。小学5年生たちは睨み返すくらいの気迫がありましたが、私に叱られ慣れていない子たちはみんな、チーンと静まり返っていました。笑

 


kojinkai

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