とある理由で都立高校入試の指導を現在行っているのですが、都立の社会の入試はよくできているなぁと思います。知識を端的に問う問題が少なめで、資料を多角的に見て判断させるような地理の問題であったり、複数資料をもとに説明させる問題であったり、歴史においては歴史順の問題において実に的確な選択肢で生徒の理解を促そうとする問題を作っていたり。公民に至ってはほとんど国語の問題。理科も結構凝った作りをしていますね。平易なのですが、読めない子にはすごく難問に見えるでしょう。他の教科も同様です。
過去問指導をしながら、生徒の思考力が育っているのがよく分かります。難易度のバランスもいいです。こういう問題が相手だったら、勉強も指導も捗るなぁと。作り手の意図がそれくらいによく読める問題の数々です。
ところで、都立入試は来週。正直昨年10月から超急ピッチで基本を仕上げ、ようやくギリギリ戦えるくらいになり、数回ギリギリ合格点を取れたという状態に過ぎず、依然劣勢は続いています。しかし、ギリギリまでできることを増やすほかありません。
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