iPad導入1週間を経て。

 使ってみた所感を数点。

 

・調べ学習について

 あらかじめ指導者側が2〜3サイトを絞り込まないと自分で検索する能力まではない。ただし、絞り込みさえすればタップでガンガン飛んで好きな情報を取得できる。よって、絞り込みを実施することによって可能になる。

 また、個々で調べたい内容があった時は、指導者が検索ワードを指定することで情報に一緒にたどり着いてあげて、コツを掴みつつある。

 いずれにせよ、指導者が放っておいての調べ学習は、短い授業時間の範囲では現状不可能に近い。何か狙った内容に遊びを持たせた深い内容を選択的に学び進めるためには、一定の制御が必要である。

 

・演習について

 アプリによる演習のメリットは、間違ったところの繰り返し学習や確認がしやすい点にある。また、速度が圧倒的に速い。簡単な内容、暗記学習という補助的な側面から、アプリは有益だ。問題数が多く、しっかりやり直しをさせてくれるアプリがあれば、短い時間に膨大な量をやって、やり直しまでできる点でメリットを感じた。

 

・授業前・授業時の参照について

 あらかじめホーム画面からURLへ飛べるようにしておくことで、指導上見せたい画像や動画へ飛べるようになる。休み時間においても、「4月・5年生向け」とかいってポンと情報を置いておくことで、それを参照してもらえ、予習に役立てられる。また、あらかじめ私が作成した資料などについても、ホーム画面に置いておくことによって先に読んでおくことができるため、休み時間においても役に立った。

 

・その他

 そうは言ってもやはり、基本はテキスト重視の読み込み、意味の理解は必須である。タブレットは周辺的な予備知識をつけていくのにはうってつけであるが、最後は子どもたちは既存のテキスト、問題集に戻る必要がある。

 

 

 という感じでしょうか。まだ私も手探りですが、効果的な使い方をして従来よりも私の思う「指導者がいちいちやりたくないこと」について、ゲーム感覚で楽しくガンガンやってもらえるという利点を生かしながら、やっていきたいなと思います。まだまだ研究が要ります。

 


kojinkai

佐賀市の小中一貫学習塾 紅人会|kojinkai 公式ブログ