小学生は相変わらず休み時間は将棋タイム。
「国語は今日2題だけ。早く正確に解けたら
解説の時間も少なくて済むから、そうできれば
5分長く休み時間を取ろうか。」
の言葉に生徒たちは猛烈に集中。
普段15分かかるのが13分で解けて、
なんだ、まだまだ負荷をかけられるな、と
その姿を見ながら考えておりました。
さて、将棋の話です。
最近はほとんどの子が将棋の一番弱いモードを
以前より早く詰ませることができるようになったのですが、
生徒たちはこんな風に言ってくるのです。
「先生、なんかいつも同じような感じで、
自分が考えて攻めてるって感じがしない。
だって相手が避けるのを追いかけるだけだもん。
全然強くなってる気がしな〜い。」
そうだよね、やはり勝負というのは相手が
攻めてくるのをかわして勝利するというところに
醍醐味があるわけですから、ようやくその辺に
たどり着いてきた感じがありました。
そこで、アプリの一手詰1000題を
させてみることにしました。
私も棋力は生徒に勝てるくらいの
大したことのないものですが、
一手詰と定跡研究はそれなりにこの半年間で
やってきたものです。
そのおかげで分かることも多くなり、
友だち相手に作戦を立てて勝つなんていう
勝負っぽいことができるようになったのです。
藤井4段の言葉にもありました。
詰将棋をたくさんやることで、基礎は感性になると。
考えるよりも感覚でできるようになったと。
私が将棋を子どもに教えるようになったのは、
そういう考え方を身につけて欲しいからなのです。
子どもたちの学びも、基礎が直感に繋がるほど
洗練させてゆきたいものです。
0コメント